アラサー夫婦のFIREを目指す節約日記 ~夫婦の馴れ初め編2~

(前回のあらすじ)

 2020年当時25歳の私は結婚願望があったため、会社のイッコー先輩の勧めでマッチングアプリをすることに。いろいろな女性と出会うも結婚はできないのであった。

 

 マッチングアプリを初めてから時間が経ち、2021年8月。私は26歳となっていた。

 マッチングアプリに疲れてきた私は、次会う女性を最後に一旦アプリをやめようと思っていた。

 

 そんな中アプリで探していると、写真がドストライクの女性を発見。どの写真を見てもドストライク。迷わず「いいね」を送信。すると相手からも「いいね」が返ってきてマッチング成立。

 すぐさまメッセージを送り、メッセージも盛り上がったため、デートをお誘いする。  「ぜひ」とのことであったためデートが決定!休日にランチすることとなった。

 

 場所は互いの居住地から行きやすい新宿。(やはりアクセスのよさは最強)

 食べたいものを訊くとパスタが食べたいと。新宿には「君の名は」(私は見たことない)で主人公がアルバイトしていたというおしゃれなイタリアンカフェがあることを知っていたので、そこを提案(気になる人は調べてみてください)。相手も「素敵なところですね」と快く了承したので即予約した。

 

 当日、相手は「実は新宿にあまり行ったことがなくて待ち合わせに自信がない」とのことだったため、カフェからは少し遠かったが、定番?のアルタ前に集合した。

 お互い写真の姿しか見たことがなかったので、互いの今日の服装を伝え集合。それらしき女性を発見したので声をかけた。

 彼女は目がクリっとして大きく、笑顔がとても可愛らしく、ドキッとした。写真とは違い髪型はショートカットとなっていたが、死ぬほど似合ってて可愛かった。

 

 じゃあ行こっかとお店に向かう。

 今までの経験上、アプリで初めてあった相手とお店へ向かう道中は、お互い緊張しているからなかなか盛り上がらない。お店に着いて、ご飯を食べ初めて、ようやく緊張が取れてくる。

 しかし今回は違った。お店に行くまでの道中が大盛り上がり。会話が尽きないし笑顔も絶えない。こんなこと今までなかったよな!?と自分でも驚く。

 お店に着いてメニューを一緒に悩んで決めて、ご飯が来るまでお互いのことを訊き合って、ご飯も一緒に分けながら美味しいねって、とにかく幸せだった。

 ご飯を食べ終わってもしばらく話していたが、このまま解散も寂しかったので、カフェに誘うと快く承諾してくれた。

 カフェは適当に空いてたのでドトールにした。「ランチ代は出してもらったから私が奢るね!」とカフェラテをご馳走してくれた。

 

 そしてカフェで喋りながら、2週間後の日に水族館デートに行く約束した。そうしてカフェを出て駅に向かって歩いたが、知らぬ間に距離が近づいていたのか互いの手が触れ合ってドキッとした。チャラいと思ったのでさすがに手は繋がなかったけど笑

 帰り際に彼女は「水族館もいいけど富士急にも行きたいな?」と甘えた様子で言った。それが可愛くて嬉しくてとっても幸せな気持ちだった。

「じゃあLINEで富士急の日にち決めようね」と話し別れた。

 

 その日はとにかく浮かれっぱなしで、イッコー先輩に「デート行ってきました。好きです。」と報告した。

 イッコー先輩からは「はえーよwww」と返ってきた。

 

 別れてからも彼女とずっとLINEしていた。しかし最初は盛り上がっていたが、まだ一度しか会っていないからか、どうしてもLINEだとグダってきてしまった。私は「これじゃあ2週間先のデートまで持たない、電話したい。」と思った。

 そこである日の平日の夜、「時間あったら電話しない?」とLINEした。スカした風にLINEしたが心臓はばくばくだった。数分後に彼女から「いいよ!5分まって!」と返ってきた。あーよかった。

 電話したのは大成功で、それから毎晩電話した。ついでに次のデートが2週間後は遠いからと、その前の週の日に食事に行くデートも追加した。

 

 そうなってくると思うのが、「いやこれもはや付き合ってない方が変だよね」感である。なので、2回目の食事デートで告白することに決めた。

 会社で仲良くさせてもらってる女性の上司、通称マツコさんに雑談がてら「今日のデートで告白します」と宣言した。

 マツコ「いいじゃん!どこですんの?」

 私「あんま決めてないですけどとりあえずサムギョプサル食べ行ったあとに適当に夜景見ながら告白ですかね。」

 マツコ「お前正気か?そんな告白振られるに決まってるだろ!お洒落なバーかカフェでしろ!」

 

 私は予想だにしていないほど非難され自信を失い、お洒落なカフェを調べそこで告白することとした。

 

 彼女とは前回同様新宿で会い、サムギョプサルを食べた。彼女は相変わらず可愛らしく、幸せな時間だった。

 「そしたらさ、次カフェでもいかない?」

 彼女を自然?に連れ出し事前に調べていたカフェへ向かった。しかし当時はコロナ真っ只中。なんと店が20時で閉店してしまっていたのである。

 焦ったが「そしたら開いてるとこ探しながら散歩しよう」と冷静を装いながら提案し彼女は了承。しかし歩き出して間もなく、どしゃ降りの雨が降りだした。私は彼女と相合い傘しながら(それはうれしかったけど)新宿を彷徨った。

 

 結果として、店はどこも入れず、歩き疲れたので、どしゃ降りの中、適当な路上で告白した。「ぼくと付き合ってください。」最低のシチュエーションである。

 それでも彼女は笑顔で「よろしくお願いします」と答えてくれた(天使・・・)。

 

 そうして無事に付き合うことになった私たち。果たしてどうなるのか。

 

 つづく